2025年11月11日
【雨のやまない世界で君は】

隕石の衝突により、雨のやまなくなった北半球。
高校生の娘・茜と母の小夜子は、ある事件をきっかけに、スラムで暮らす樹希と行動を共にするようになる。
そんな折、政府は国を挙げて、ブリスベンに移住する計画を発表するのだが…
続きを読む
2025年11月10日
【探偵小石は恋しない】

小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。
だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。
小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。
相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて─
続きを読む
2025年11月09日
【世界でいちばん遠いところにいる君と】

妹を事故でなくし、心を閉ざしていた千晴。
地元に伝わる、どんな願いもかなえてくれるという鳥居を頼りに、妹を生き返らせようと鳥居をくぐると…
そこは50年前の日本だった。
その事実に戸惑い途方に暮れていると、同い年の少女・美羽が声をかけてくれ、彼女の家族が営む民宿に居候をすることに。
毎日同じ時間を過ごし、ふたりの距離は縮まっていく。しかし、彼女にもある重大な秘密があって――
「僕は、君との未来をあきらめない」50年前の日本、世界でいちばん遠いところにいる彼女と前に進む、ひと夏の希望にあふれたボーイミーツガール!
続きを読む
2025年11月08日
【ホントのキモチ】

この中学校には人気者の双子がいる。
優等生の兄・樹と、やんちゃな弟・蒼。
中学二年生の凜は、みんなに優しい樹のことが大好き。
彼と偶然ふたりきりになったときに勢いで告白したら、なんと相手は蒼だった!?
樹と間違えたと言えないまま、凜は蒼と付き合うことになって―
続きを読む
2025年11月07日
【離縁を申し出たのは善意です】

白い結婚三年目。
階段から落ちたことで、ここがとあるエンドを迎えた後の乙女ゲーム世界であり、自身はモブ令嬢に転生していると気付いたフィーネ。
夫のオスカーは優秀な騎士団長で絶倫設定キャラなのにもかかわらず、今まで一切手を出してこなかった。
オスカーにとって自分が好みではなかったのだと考えたフィーネは、善意から離縁を申し出るも……
「絶対に嫌です」「そんなことは許さない」となぜか拒否されてしまう。
予想と違うオスカーの反応に戸惑うフィーネだったが、どうやら彼が触れてこなかったのには、何か特別な理由があるようで…
続きを読む
2025年11月06日
【押しかけ執事と無言姫 忠誠の始まりは裏切りから】

大罪人クォード――魔法国家アルマリエの次期女皇・カレンの新しい執事。
即刻、解雇&駆逐(クーリングオフ)したい!
……はずが「人を利用することを教えて差し上げます」強大な魔力ゆえに人を遠ざけ『無言姫』と揶揄されるカレンの心をクォードは強引にすくい上げる。
そんな時、ある魔法具を巡ってクォードの暗躍が判明!?
お前は、「私だけの」従者――裏切りの兆しにカレンの決断は?
続きを読む
2025年11月05日
【子爵令嬢エリーゼの婚約】

エリーゼとアルベルトは幼馴染で婚約者。
武功を挙げ、出世して迎えに来るという約束の通り、8年に亘る戦で将軍に上り詰め帰還した彼だったが、エリーゼのもとにやって来たのはなんと一国の王女・ヴィクトリアだった。
彼女はアルベルトが心変わりして、今は自分と恋仲なのだと宣言。
ショックを受けたエリーゼは、商才を活かして自立しようと家を飛び出すが―
続きを読む
2025年11月04日
【神様を決める教室】

あらゆる世界の英雄たちを死後に集め、次代の神を決めるための学園。
過酷な試験を乗り越えた一人の生徒のみが卒業を許され願いが叶えられる一方、脱落者は世界から完全に消える。
異能も持たず英雄でもない元暗殺者・ミコトはクラスメイトに正体を隠したまま違反者を処刑していく。
しかし、誰をも救いたいと願う、心優しい聖女・ルシアとの出会いが少年の行動原理を変えてしまう。
「――お前が正しい心を持つ限り、僕はお前を護ってみせる」
聖女を神の座に導くため、少年の暗躍が始まる!
続きを読む
2025年11月03日
【龍の花 天と地の婚礼】

天に浮かぶ《天海》と地に広がる《地嶺》。龍神と狼神の争いによって国土が二つに分断されたこの国では、それぞれの神を祀る人々も互いに憎み合い、対立を続けていた。
地嶺の狼神に仕えて政を仕切る牙の一族に生まれながら、巫女として能無しであった灯花は、一族を追われ、いまは孤独に森の中で暮らしている。
ある晩、灯花は夜空からまばゆい光が地嶺に向かって落下していることに気づき、光が落ちた先にある湖に駆けつける。そこには、ひどい怪我を負った白銀の龍がおり、湖に半身を沈め苦しんでいた。
その龍が、地嶺と敵対する天海の唯一神だと気づきながらも、龍を匿い、懸命に治療を続ける灯花。
だがそれは地嶺において禁忌であり、灯花は裏切り者として断罪されることに……。
神と、その神を祀る一族が支配する二つの世界で、出会ってはならないふたりは出会い、そして運命が動き出す。
龍神・氷雨と再会した灯花は、新たな命を与えてくれた彼のもとで巫として暮らすことになり、灯花の優しさと献身は、冷たく凍っていた龍神の心をゆっくりと溶かしていくが―
続きを読む
2025年11月02日
【86-エイティシックス- 14】

全戦線の同時崩壊から間もなく、前線の全兵に告げられた後退禁止の命令と後背に敷設された地雷原。征路を〈レギオン〉に、退路を人の悪意に鎖される在り様は“第86区”と呼ばれた戦場と何一つ変わらなかった。
いち早く事態を察知したシンたち機動打撃群は、首都に“軟禁”されているレーナたちの支援のもと、リュストカマー基地を本拠に防衛線を構築。
かつての轍は踏むまいと奮戦を続け、きたる〈大君主〉作戦実行の時に向けて、希望の火を灯し続ける。
しかし苛烈な猛攻の末、ついに〈レギオン〉の魔の手がシンに及び、機動打撃群はかつてない危機を迎える―
続きを読む