2022年03月30日
【ガラスの海を渡る舟】

大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」
そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。
兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。
妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。
正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。
そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。
それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので―
兄が元々障害(?)を持っている事からいつも兄ばかり目をかけられていてズルいみたいな感情を持っている羽衣子と喜怒哀楽がハッキリしている妹に苦手意識を持っている道が衝突しながらも「人はみんな違う」という当たり前ではあるけど忘れがちな事に気付いて成長していくのは良かったです。
ある事をきっかけにガラスの骨壷を作りたいと思った兄とアクセサリーや生活を彩る物を作りたい妹で反発し合うけど、お互いがお互いの言葉に気付かされる事もあってそれが最終的にあの看板を完成させるに至ったんだと思うと嫌いだった兄をちゃんと認められるまでになったんだなぁと思った。
まぁでも兄が苦手とする臨機応変とか個人の裁量に任せますって表現が困る時もあるのは分かる。
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