2022年07月31日

【星になりたかった君と】

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少女は星になりたかった。
そして僕は、彼女の星を探した―
祖父の遺志を継ぎ、私設天文台の守り番となった大学生の鷲上秀星は、星祭りの夜、高校生の琴坂那沙と出会う。
「あたしね、星になりたいんだ!」新しい天体を最初に発見した者には命名権が与えられる。
―そんな天文学界のルールを知って、那沙は「誰も知らない星」を一刻も早く見つけたいと強く望んだ。
彼女の前向きさに背中を押され、秀星も一度は断念した新天体発見への情熱を再燃させるが、それは悲しい運命の序章に過ぎなかった…







終わり方が私好みだった!
もちろんここはネタバレになるから書かないけどね。

短い期間ではあったけど一生懸命生きてその輝きを残した2人の物語。
序盤から中盤はこの秀星と那沙が星を通じて仲良くなっていく部分が描かれ、終盤は…

この終盤の世界の仲間に呼びかけて助けてもらうってシーンは熱い展開で良かったと思う。
ちょっと発見のくだりとか都合よく行きすぎじゃん?と穿思う人もいると思うけどその辺を突っ込むのは野暮というものなのでしない。
創作だからこれはこれで良いと思う。

これ紹介文に「別れの予感」とか仄めかしてるけど本文の出だしが「君が星になってから〜」で始まってる時点で隠す意味ないから!
逆にこれを覆す展開だったらそれはそれで違った感想を持ったと思うけど、最初から助からないの分かってたから希望を持たせる描写があっても「でもダメなんだよね?」状態でね…

でも最初に書いたように終わり方は好き。





若干ネタバレします。
秀星があの後別の人と家族になっていたのがちょっと意外だったんだけど、あとがきに「魂の継承」って書いてあって繋いでいく事をテーマにしていたというのが分かり納得した。
思いだけではなく命も繋ぐ対象ならそりゃあ家庭持つよね、と。






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