2025年09月
2025年09月24日
【人類すべて俺の敵 3】

たったふたりで世界からの逃避行を続けていた、《魔王》・レーヴェと憂人に差し伸べられた救いの手。
「私は雪咲メノ。レーヴェちゃんの味方だよ」
《知識》を司る天使たる彼女の協力により、レーヴェたちは追っ手から逃れ、ひとときの穏やかな安寧の日々に揺蕩う。
一方、目前で《魔王》を逃したエレオノーラは、『聖戦の真実』に揺れる天使たちにレーヴェと憂人の素性を開示し選択を迫る――果たして《魔王》を討つべきなのかと。
「……終わらせましょう。この聖戦を――」
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2025年09月23日
【王様のプロポーズ 8】

学園祭以降、黒衣に避けられている無色。瑠璃は黒衣が『好き避けモード』だと気付いているものの、無色には理解して欲しくない複雑な心境で……
そんな中、〈空隙の庭園〉修学旅行で北海道へ行くことに。
無色は久しぶりに黒衣と顔を合わせるも――
「わたしを待たせるとは憎いやつめ」「わたし、高いところが怖くて……」違和感しかないバグりようで!?
彩禍の姿になってもいつもの距離感を掴めない無色と黒衣の前に、死んだはずの初代〈騎士団〉たちが現れ――
「この日をどれだけ待ち望んだことか。感無量にございます!」
無色は彼女たちから彩禍とのデートプランを相談され!?
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2025年09月22日
【こちらパーティ編集部っ! 9】

三ツ星学園についにもどってきたゆのと王子。
部室にいくと、パーティー編集部の看板がはずされていて……
しおりも学校に来ていないらしく、大ピンチ!
そんななか、ゆのは王子への自分の気持ちに気づいて!?
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2025年09月21日
【夏空と永遠の先で、君と恋の続きを】

伯父の旅館を手伝う僕は、今日も藤壺ひまり御一行様をお迎えに行く。――今日も?
ひまりの髪飾りだけが「昨日」と違ったから気づけた。僕とひまりが、同じ一日を繰り返していることに。
永遠に続く離島の夏。
僕をからかっては困らせるひまりに、いつしか僕は恋をした。僕らが想いを確かめ合った時、ひまりは悲しそうに告げた。
「君はやがてループを抜けて、その記憶を失うの」
いつか終わる二人の恋。その結末に、抑えきれない感動の涙があふれだす―
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2025年09月20日
【その不動産、条件憑き】

条件つきの賃貸物件あります――オカルト雑誌月刊「カクリヨ」編集部に所属する柏城鈴が、記事のネタ探しをしていたとき、奇妙な不動産の広告を見つけた。
物件ごとに設けられた数々の条件。
広告主の不動産屋に連絡を取った鈴は「玄関のドアの敷居を踏まないでください」という条件の日本橋兜町の中古マンションに住むことにする……が、あえて玄関の敷居を踏みつけると、なぜか不思議な現象が起きる!?
真相を繙いていくと、どうやらいわくつきの土地のようで…
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