2026年09月
2026年09月30日
【ほうかごがかり 7】

その学校は、ルーツが「立穎館」という江戸時代の藩校にまでさかのぼることができる、県内最古の小学校だった。
ここでも毎年、選ばれた七人の小学生が、毎週金曜日の深夜に『ほうかご』へと呼び出されて、『かかりのしごと』を強いられていた。
『七不思議』と呼ばれる化け物が暴れ出さないようお世話をする『しごと』を。
そしてこの学校の『かかり』には、他の学校にはない奇妙な『決まりごと』があった。
それは一人だけいる一年生の『かかり』に“カミサマ” を殺させること──
だがある夜『決まりごと』による残酷な事実を知った真喜多莉緒は…
続きを読む
2026年09月29日
【白き帝国 8】(完)

ガガはついに二十万を越える大軍を率いてガトー島へ戻ってきた。
対する黒薔薇騎士団は「火の鳥」を切り札として最後の抵抗を試みる。
一方、黒薔薇騎士団を離反した七々原義春は魔王ルシファーの制御に成功し、自らが皇帝となるべく動きはじめる。
さらに魔王復活に呼応するように、この世界の「現人神」、聖ジュノーが出現。
謎に包まれたその正体とは……
続きを読む
2026年09月16日
【魔王ノ教室】

魔術学の教師・テオ=プロテウスは、女性魔術師教育機関《聖女庭園》の落ちこぼれクラスの生徒を育て上げた。
『人を救うための術理』として魔術を授けた教え子たちは、しかし突如起こった戦争に召集され、全員が戦死した――
教え子を殺した敵への復讐を誓いながら、戦争犯罪人として処刑されたテオだったが、気がつくと卒業から一年前、彼女たちに授業を始める直前
に戻っていて……
二周目の世界では絶対に教え子を死なせないため、彼は覚悟を決めた。たとえ嫌われてでも、彼女たちに『人を救う』などという考えを捨てさせ、
最強に育て上げて見せる。
魔術は『人殺しの道具』なのだから―
続きを読む
2026年09月13日
【龍の贄嫁 上】

神世と呼ばれる特区に十二の神々とその眷属が暮らす現代日本。
彼らは穢れの多い現世で堕ち神とならないよう、ひとりの巫女を選ぶ。
名家に生まれながら「無能な名無し」と虐げられた鈴は、異母妹の使用人として巫女見習いが集う女学院に通っていた。
しかし、巫女選定の儀で冷酷無慈悲と名高い十二神将がひとり〈青龍〉に、何故か巫女以上の存在である“番”として選ばれてしまい―
続きを読む
