2023年11月30日

【あなたが眠るまでの物語】

X-2

緩和ケア病棟で看護師をする倉田さんの仕事は、余命宣告をうけた患者さんのケアをし、その最期の時まで寄り添うこと。
チームカンファレンス、介助、エンゼルケア。
ときに複雑な事情を抱える患者と家族に向き合いながら、いくつもの死を見送ってきた。
この静かな病棟で、ある日起きた幽霊騒ぎ。
出所不明の噂は、患者、主治医、新人看護師、配達中の売店スタッフまでを巻き込んで、棟内に波紋を広げていき…






面白かったです。

最初タイトルだけ公開されていた時はただの睡眠の方かと思っていたんだけど永眠の方の眠るだったのね、と。

でも1章を読み終わっても幽霊に関しては特に出てこなかったし、2章で幽霊は出るのか出ないのかみたいな話でしか触れられていなかったので、結局この幽霊って何だったんだろう…と思っていたんですよ。
が、意味が分かった時そういう事ね、になりました。



ここからネタバレあります。







昼と夜で視点が看護師から院内の患者へ配達するバイトへと切り替わり、昼と夜それぞれの見え方の違いみたいな感じで進んで行くのかな、と思っていた訳。
実際看護師と配達のバイトは立場が違うから患者に対する態度も違う訳で。
そこから1章終わりで「あれ?もしかして事故った?」みたいな部分があったんだけど、2章ですっかり忘れていてそのまま進んだら、昼と夜とで時系列違うじゃんという所に辿り着き、じゃあ誰と誰が繋がってるんだろうという所を戻って確認していたんだよね。

バイトくんの名前が全然出て来なかったから気付いてなかったけど亡くなった母親が昼の方で出て来ていたのにこの時気付いた。

この後幽霊が何を指しているのかに気付いて、母親からの伝言をこのタイミングで「長生きしなさい」と聞くのはキツイなぁと思った。
だからこそ「それを知るためにここに来たのだろう」というセリフに繋がるんだと思うけどね。

男爵がもう答えみたいな事を口にしていたんだけど事故った?という部分を忘れていたため全く気付きませんでした。

他の入院していた人は旅立ってしまったけど、彼はこの不思議な出来事をぼんやりと覚えているようだし、伝言も忘れずに生きて行ってほしい。







at 21:00│Comments(0) タイトル(あ行) 

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