2023年12月30日

【エヴァーグリーン・ゲーム】

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「勝つために治せよ、絶対に」
小学生の透は、難病で入院生活を送っており、行きたかった遠足はもちろん、学校にも行けず癇癪を起してしまう。そんなとき、小児病棟でチェスに没頭する輝と出会う―

<年齢より才能より、大事なものがある。もうわかってるだろ?>
チェス部の実力者である高校生の晴紀だが、マイナー競技ゆえにプロを目指すかどうか悩んでいた。ある日、部長のルイに誘われた合コンで、昔好きだった女の子と再会し……?

「人生を賭けて、ママに復讐してやろう。」
全盲の少女・冴理は、母からピアノのレッスンを強要される日々。しかし盲学校の保健室の先生に偶然すすめられたチェスにハマってしまい―

「俺はただ、チェスを指すこの一瞬のために、生きている。」
天涯孤独の釣崎は、少年院を出たのち単身アメリカへわたる。マフィアのドンとチェスの勝負することになり……!?

そして、彼らは己の全てをかけて、チェスプレイヤー日本一を決めるチェスワングランプリに挑むことに。






なかなか面白かったんじゃないかな。

幼い頃の入院時に出会った透、瑠偉、輝の3人の出会いが全ての始まり。
1話毎に主役が代わり、それぞれがチェスに魅了されていく過程と時系列が少しずつ進んでいく。
自分の全てをかけてもいいと思える物に出会えた人たちの物語。

一番跨って出番があったのは2話の主役の晴紀だけど大会で最後に戦うのは同じ先生(輝父)を持ちながらもニアミスしていて対局はしたことの無かった釣崎と透というのが意外でしたね。

3話目の主役の冴理の母親はちょっと酷いと思いまして。
ただでさえ全盲というハンデを背負っているのに娘のやりたい事を尊重してあげないのか…と。
まぁ妹とはギスギスした関係じゃなかったのは救いだし、お祖母ちゃんは味方になってくれて良かったよ。

4話目の主役の釣崎はなんというか不幸の星の元に産まれたのが一番の災難で、まともな家庭で育っていたらチェスとは出会わなかったかもしれないけどそれなりの人生送れていたんだろうなぁと思いましたよ。
記憶力がずば抜けてるのは生来の才能だと思うし。
透と対戦した事でより自分がチェスを愛している事に気付いて「透の生きる理由(未練)」になってやるって絶対に手を抜かない所は好感が持てたよ。
それより前の色々がまぁ印象良くないからそれが払拭されるほどかと聞かれると微妙なラインではあるんだけど。
対戦相手は倒すべき敵、というよりも「お互いを高め合える存在」というのが強く感じられた良い作品でした。

きっと数年後には麻井くんもかなりの実力をつけてチェス界を盛り上げてくれるんだろうなぁと思うと、あの病院での書き初めの「チェスを広める」は大成功したんだな、と思う。








at 21:00│Comments(0) タイトル(あ行) 

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