日々の糧〜感想記録〜

面白かったです。



前々から玉央とは別に暗躍しているやつがいるぞ？という未解決だった所にスポットが当たった今回。
まぁ前回予想していた通り真白を唆したのは誰か？神ゆらぎが神になるとどうなるのか？という部分についてはその通りだったので答え合わせくらいでしかなかったんだけど、思ったより真白がまともな娘だったのは意外でした。
綾芽に嫉妬する所はあったもののその根底は「認めて欲しい」という気持ちだったので自分より上にいる(優れている)なんて許せないという感情じゃなかったんだね。
ニ藍を名乗っている人物は偽物では？という可能性に思い至り、そこで現実逃避せずに一矢報いようとする決意し立ち向かう姿は見直しました。

尚大神が活躍していたのも嬉しいですね。
意思疎通出来てもやはり神であるから人に完全に寄り添ってくれる訳では無いんだけどアドバイスしてくれたり人に近い考え方してくれるのは那緒が影響しているんだろうと思うとすれ違わずにいられたら3人で仲良くなれる未来もあったのかなと思った。


ニ藍もヒロイン脱却してヒーローしてたけど綾芽に望みを託すという最後でまたヒロインに戻りましたね。
綾芽がダメになりそうな時はニ藍が、ニ藍がダメになりそうな時は綾芽が支えるのは良い関係性だと思います。


今回の仕掛け人･有常は人とは違う存在であるニ藍に心酔していたというのは間違いないと思うんだよね。
人を捨てて神になる事こそが正しい形と信じて疑わなかったのは自分には無いものだからという思考から来ているのでしょうか。
神金丹で無理やり神気を高めたから余命を削ったんでしょうかね…
ニ藍が綾芽の物申の力を取り戻させ神毒も全部引き受けて神になる事を受け入れたけどこの玉盤神の理を崩す起死回生の一手はなんなのか気になりますね。
というか玉盤神の一柱となる前段階が号令神として目覚める事で完全な神になる為に祖国を自ら滅ぼすというのはどういう理屈なんだ？
祖国が無くなれば人として生きた証も無くなるから憂う事なく神様業が出来るよ、って事？
あとニ藍が最後に「夢現神」を呼び寄せたのはなんの意味があったのかな。