2025年06月27日

【後宮の死化粧妃】

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「屍は語るよ」
先帝の死後、斎の後宮では物騒な殺人事件が頻発していた。
事件の真相を探るべく、後宮丞の絳(コウ)は屍をよみがえらせるという妖妃を訪ねる。

妖妃の名は綏(スイ)紫蓮(シレン)。先帝の娘であり、後宮の死化粧師である。
彼女の本領は崩れた屍を復元し、最も美しい姿で葬ることだ。

絳は紫蓮に被害者の屍の検視を依頼する。すると事件の裏には絶えず、「男尊女卑」「身分差別」「家庭内暴力」といった不条理な悲劇が存在していた。
そして事件を解決していく過程で紫蓮と絳は、宮廷最大の謎である先帝の死の闇に辿り着くのであった─






面白かったです。
紫連が表紙の感じだともっと大人なのかと思っていたら14歳だったのが驚きである。
そしてその紫連に恋する事になる絳。
厳密な年齢出なかったけど20は越えてるよね?
年の差…



死化粧師としての誇りを持ちながら今日も死者を生前の時の様に復元する紫連。
穢れを扱うとされ低い階級である為に死者の死に方におかしな部分があってもまともに取り合ってもらえずただ単に自身が死者から読み取った事だけを語っていた中で出会った後宮丞の絳。

紫連の言葉で本来なら罰せられるはずの人物が罰せられず罪のない階級の低い者が罪を着せられる事を防いだ結果暗躍するある人物に目をつけられる事に。

後宮内の話ではあるけど恋愛対象が女性の妃がいたり体の性と心の性が違う人物が出てきたりと今だからこそというネタもあったように思います。
後半の毒云々は同作者の別作品を思わせる雰囲気でもありました。

先帝の死の真相を絳と共に追ううちにその頃から繋がっていた事件に気付いてしまった紫連と絳。
絳の歪さや紫連の癒えない傷など結局根本からの解決は難しいよねという部分はあるけど裏から手を回してついに国を乗っ取ろうとしていた相手を葬れたので結果としては良かったのかな。

全ての罪を背負って死のうと決意していた絳を死因を偽る事で助けた紫連。
死者の語る真実を曲げたのはそんな簡単に死なせてやらないという意思もあったんだろうなと思います。

皇族バタバタ死んだりしててこの国はこれから大丈夫なんだろうかと思うんだけど…この辺は続きが出たら読めるのかな。








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