2025年06月28日

【Unnamed Memory -after the end- 6】

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世界外からもたらされた呪具を探して、永い旅を続ける逸脱者夫婦。
彼らは「翌朝の一人」という都市伝説の存在を知って、その正体を突き止めようと動いていた。
独裁政権の下、移民たちの街を攻撃する基地と、何故か陥落しない都市。
両陣営の衝突に関わることになった二人は、そこでとうに死んだはずの人間と再会する。
雨が止まない街で待っていたのは、世界崩壊の危機だった。






面白かったです。

メインの話2つと破壊保留にしていた呪具はいずれも「人の命」に干渉する能力を持っていたものでした。
正直あの世界が最後にして最初の呪具だよって展開じゃなくて安心した。


ネタバレあります。






望まれた通りに人を増やす呪具との関わりで逸脱者として旅した2人に寄り添ってきたナークとお別れになりました。
ナークはそれこそ生まれ直しをしないからティナーシャの魔法で延命されていたとしても終わりの時はあった訳で。
命の使い所をしっかり見極めて己の役割を果たしたナークはカッコ良かったと思います。
この時同時に命を落とす事となったオスカーと一緒に埋葬されたのは本望だった事でしょう。


最後の呪具の話は古宮先生らしい対決のさせ方だなと思いましたよ。
ある意味王道ではあるんだけどね。
最後の敵は私(正確にはちょっと違うけど)ってやつ。
この話の序盤で即死でなければ治療出来るという高い技術力が語られていたのでそこと死者蘇生が繋がっていたのはなるほどね、と思いました。
しかしあの街あの呪具無くなった後どうなったんだろうと若干思う。


最後の呪具を破壊した後自分たちが死ねば全ての呪具の破壊が完了となると思っていた訳だけど…
呪具の再配置アナウンスが流れた為にその先へ向かう決意をします。
でもこれ飛び込んだ事で再配置の妨害出来たのか?とこのも若干気になる。
この世界移動、2人では越えられないとティナーシャが自らの肉体を犠牲にしオスカーと融合する事で抜けられました。
ただ自我は残っていないようで…
抜けた先の世界にいたエイリアドから分離は出来ないが呼び戻す事は出来ると言われたオスカーは実行します。
永い旅路の果てに精神的に摩耗していたティナーシャを呼び戻す事に躊躇いがなかった訳じゃないけど前回オスカーは「ティナーシャを永遠に失いたくない」みたいなヤンデレ思考入ってたからこれで「置いていく事も置いていかれる事もない」文字通り一心同体だから願い叶ったんでは?と思ったんですよね。


塔で待ってるってエイリアドは言い残したから次はその塔にたどり着くまでの話なのかな?
そして2人の物語は幕を閉じる、と。

ただあとがきによるとこの話の先はオスカーとティナーシャが主役ではない話になるそうなのでそっちも読んでみたいなあと思いました。








at 21:00│Comments(0) タイトル(英字) | タイトル(あ行)

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