2025年10月29日
【イクサガミ 神】

最終決戦、開幕。
東京は瞬く間に地獄絵図に染まった。
血と慟哭にまみれる都心の一角で双葉は京八流の仇敵、幻刀斎に出くわしてしまった。
一方の愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。
戦う者の矜持を懸けた「蠱毒」がとうとう終わる。
八人の化物と、少女一人。
生き残るのは誰だ。
ネタバレあります。
面白かったけどちょっとラストの強敵2人との対決があっさりしすぎだったのでもう少し長くして欲しかった。
特に天(1巻)の頃から存在は仄めかされていたものの本格的に出てきたのが人(3巻)であった刀弥。
彼の背景は今までのキャラと違って明かされません。
それまでに散っていったサブキャラにすらあったのに蠱毒に参加する経緯はもちろん、父親殺しをしてからどう生きてきたのかとかも全く分かりません。
主要キャラの幻刀斎は京八流との因縁含めてびっくり人間のからくりも明らかになるのに。
唯一彼の心境が見えたのは「強くなきゃ母上が悲しむ、父上に認めてもらえないと」のセリフでしょうか。
どっちも故人だし片方に至っては自分で手を下してるのにこう言うって事はずっと前から精神的におかしかったのかな。
そもそも年齢(20代?)の割には精神が幼い感じしてたし実際そう思われていたから異常をきたしていたなら納得なんだよね。
ここからは勝手な想像だけど誰も彼に善悪を教えなかった結果強さを求めるだけの純粋100%機械人間バーサーカーが誕生したんじゃないかなぁと。
じゃなきゃあれだけ簡単に人の命を摘んでいかない気がする。
あとカムイコチャが最期の一撃として放った矢は脚に刺さったんじゃないの?双葉やギルバートと会敵した時ピンピンしてなかった?
ちなみに少数派だと思うけどこの特大不憫属性背負ってる彼好きだったんですよ。
だからこそ無垢なる人斬りの背景が知りたかった…
京八流の継承者を執拗に追いかけていた幻刀斎。
朧流もそれぞれ継承者がいてそれを1人が持っている状態が今の強さを引き出していたようです。
今まで不気味さがあったけどこれが判明した段階でそれは割と薄れたし、歴代の幻刀斎達は記憶継承の奥義が朧流にあった事で呪いを引き継がされてきたんだなと思うと被害者じゃん、と思った訳ですよ。
それが一番現れていたのが四蔵との戦いの時で、幻刀斎はかつて誰かから奥義を継承して今に至るはずなのに最期に呼ぶ名前が「最初の6人」なんだよね。
19代も間に挟んだのにここでその名前が出て来るって呪い以外の何物でもないでしょ…となりまして。
そういう意味では「奥義は奪うのではなく託す」「思いを繋いで束ねれば反発しない」を先に達成していたのは朧流なのでは…?
あ、でも京八流と違って朧流はずっと1人が独占していて次代に託す時に全部継承させるのかな?
そのパターンだったらインストールされた時点で当代幻刀斎の自我というか意思は消えるのかな。
初代の悲願に乗っ取られるならやはり呪い…
幻刀斎との戦いで命を捨てる覚悟だった四蔵が最期に愁二郎に技を託して果てるけどこのシリーズの本当のラスボスは刀弥で良かったんですか?
あり得たかもしれない未来の自分と重ねていたけどそれを読者に想起させるには前述したように刀弥の背景が圧倒的に足りないんですよ。
決着の行方も分からないまま行方不明(多分)だし勝者は双葉1人。
双葉は自らを助けてくれた人達に恩を返す為に賞金を使って進次郎も同行している、という終わり方は良かったんだけどね。
橡も結構綱渡りだったけど蠱毒をしっかり終焉させる為にと命張った活躍あったし背景も分かったからこの辺は満足。
面白かったけどちょっとラストの強敵2人との対決があっさりしすぎだったのでもう少し長くして欲しかった。
特に天(1巻)の頃から存在は仄めかされていたものの本格的に出てきたのが人(3巻)であった刀弥。
彼の背景は今までのキャラと違って明かされません。
それまでに散っていったサブキャラにすらあったのに蠱毒に参加する経緯はもちろん、父親殺しをしてからどう生きてきたのかとかも全く分かりません。
主要キャラの幻刀斎は京八流との因縁含めてびっくり人間のからくりも明らかになるのに。
唯一彼の心境が見えたのは「強くなきゃ母上が悲しむ、父上に認めてもらえないと」のセリフでしょうか。
どっちも故人だし片方に至っては自分で手を下してるのにこう言うって事はずっと前から精神的におかしかったのかな。
そもそも年齢(20代?)の割には精神が幼い感じしてたし実際そう思われていたから異常をきたしていたなら納得なんだよね。
ここからは勝手な想像だけど誰も彼に善悪を教えなかった結果強さを求めるだけの純粋100%機械人間バーサーカーが誕生したんじゃないかなぁと。
じゃなきゃあれだけ簡単に人の命を摘んでいかない気がする。
あとカムイコチャが最期の一撃として放った矢は脚に刺さったんじゃないの?双葉やギルバートと会敵した時ピンピンしてなかった?
ちなみに少数派だと思うけどこの特大不憫属性背負ってる彼好きだったんですよ。
だからこそ無垢なる人斬りの背景が知りたかった…
京八流の継承者を執拗に追いかけていた幻刀斎。
朧流もそれぞれ継承者がいてそれを1人が持っている状態が今の強さを引き出していたようです。
今まで不気味さがあったけどこれが判明した段階でそれは割と薄れたし、歴代の幻刀斎達は記憶継承の奥義が朧流にあった事で呪いを引き継がされてきたんだなと思うと被害者じゃん、と思った訳ですよ。
それが一番現れていたのが四蔵との戦いの時で、幻刀斎はかつて誰かから奥義を継承して今に至るはずなのに最期に呼ぶ名前が「最初の6人」なんだよね。
19代も間に挟んだのにここでその名前が出て来るって呪い以外の何物でもないでしょ…となりまして。
そういう意味では「奥義は奪うのではなく託す」「思いを繋いで束ねれば反発しない」を先に達成していたのは朧流なのでは…?
あ、でも京八流と違って朧流はずっと1人が独占していて次代に託す時に全部継承させるのかな?
そのパターンだったらインストールされた時点で当代幻刀斎の自我というか意思は消えるのかな。
初代の悲願に乗っ取られるならやはり呪い…
幻刀斎との戦いで命を捨てる覚悟だった四蔵が最期に愁二郎に技を託して果てるけどこのシリーズの本当のラスボスは刀弥で良かったんですか?
あり得たかもしれない未来の自分と重ねていたけどそれを読者に想起させるには前述したように刀弥の背景が圧倒的に足りないんですよ。
決着の行方も分からないまま行方不明(多分)だし勝者は双葉1人。
双葉は自らを助けてくれた人達に恩を返す為に賞金を使って進次郎も同行している、という終わり方は良かったんだけどね。
橡も結構綱渡りだったけど蠱毒をしっかり終焉させる為にと命張った活躍あったし背景も分かったからこの辺は満足。
at 21:00│Comments(0)│
│タイトル(あ行)