2025年11月10日

【探偵小石は恋しない】

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小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。
だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。
小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。
相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて─







展開とかは好みだったんですけど浮気調査とかしてる関係であんまり聞きたくない、見たくない単語が頻出していたのだけが残念。



ネタバレあります。













プロローグの2人の話はどこに繋がるのだろう、という思いとこの時に苗字or名前しか出てこない事からこれは今後のヒントかなと思っていました。

小石が恋愛に期待を持てないのは過去の出来事が原因でもあるけど実際色んな人の不貞の現場見てたら元々なかった夢がさらに無くなるよな…と思った。
逆に蓮杖くんはそれを癒やす為に少女漫画読んでたのかもしれない。

1〜3章でちょいちょいひっかかる部分を残しながら4話で過去編、5章で過去の事件の完全解決という流れでしたが、違和感の正体には気付けなかったです。
でも浮気相手に傷を付けてる犯人は1章の段階で雛未かなぁ?とは思っていたので当たっていました。


1章は彼氏が友達母親と浮気してるって所でほぼ本編が終わるので「ん?どういう事?」と思ったし張り込んでる学校から出てくるのが20時過ぎって学生にしては遅くない?と思ったら違ったんですね。
2章の違和感はまさにFaceIDと夫との関係は中学の時って所ですかね。
3章は職質、バニラからは伸びていない恋の矢印、生みの親という表現。


4章は過去回想でやっとプロローグの2人が出て来ます。
まぁ片方が分かった段階で藍沢の正体もなんとなく分かるんだよね。
というか蓮杖くんも1章でちゃんと親が離婚してるという情報があったのと小石とは3歳差って情報も片矢の発言から分かるし、この時の中2ですって自己紹介とプロローグで照屋、春風は高2ってのが分かるから色々繋がりました。
このあとの事件で「先輩」の存在も出て来るのでこれに当てはまるのは小石より1歳年上と言っていた片矢、そうすると春風は雛未でしょうと予想していました。

結局小石のトラウマの引き金って雛未にキスされた件なのでは?そこになんかよく分からんハートの傷事件が重なって理解出来ない恐怖みたいなのが膨れ上がった結果なんじゃないかなぁ。


蓮杖くんが5章で
「小石が見ている恋の矢印は本人が自覚していなければ見えない」
「周りから見たらお前どう見ても惚れてるのに無自覚。だけど何かのきっかけで気付く、この恋心を自覚した時に少女漫画は一番盛り上がる」
とか言ってたので君それブーメランでは?とか思ってたらまぁそうでしたよね。
だって自分の過去の行動が原因(全部では無いけど)で記憶障害になってしまったという罪悪感があって側に居続けるんだよ?
血が苦手なのを知ってて流血沙汰になりそうな案件から遠ざけたりして守るって特別な証拠じゃん?
だから恋愛はろくな事がないって言った小石に今まで変な奴としか出会わなかったけど次はまともなのに会えるかもしれないって主張した訳だし。


小石は小石で片矢の一方的な想いから守ってくれてかつ命の危険もあったのに機転で躱した蓮杖に対して心情の変化が起きない訳ないよね。
自身に伸びる恋心を見た時に嬉しいと感じた事が全てで。
このあとの寝てる蓮杖くん起こして今までの3冊は駄目だったけど4冊目始めていいかな?〜直感でいいから答えてって彼の手首握るシーンめっちゃ可愛かったんですけど。
私の微デレセンサーが反応!
ここだけはとても高く評価したい。
蓮杖くんの返答も若干遠回しだったのもね、いいと思います。

ただ小石の恋心が見える能力は今まで自分には関係ないものだったからある程度俯瞰で見ていられたけど当事者になったら相手からの好意はまだあるのか、を気にせずにはいられなくなるだろうから見える能力からも解放されて欲しいですね。
生来備わっていたものではないようだから満たされた事によりいつかは見えなくなるのかもしれないけど…








at 21:00│Comments(0) タイトル(た行) 

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