2025年12月19日

【視線の先のきみと】

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東京から転校してきた引っ込み思案のナツは、とある事情から他人の視線を避けたいと願っていたところ、他人の視線をほんのいっとき自分から逸らせる力を得た。
 また同じ頃、ナツのクラスメイトでみんなの人気者である一方、母親との関係で悩みを抱えたアオイも、他人の感情が見える能力を得る。
 接点のなかった二人はやがて互いの能力に気づき、秘密を共有していくが…







面白かったです。


他人の視線から外れるように出来る能力と他人の感情がウサギとして見える能力。
過去の出来事がきっかけで注目される事が苦手になったナツと自分を理解してもらえない母親との衝突を避けたいアオイ。

お互いにお互いの能力は効かず、感情のウサギが見えなかった事で興味を持たれ秘密を共有する間柄に。
ナツは相馬がやたらとちょっかいかけて来るから迷惑だと思いつつも普通の友達にはなりたかったよう打ち明けていて何かちょっとおかしいな?と思ったんですよ。
で、アオイの方も母親から「アオイらしい」と言われ「らしい」の押し付けをされる事にうんざりしていて、なのに友達の珠莉に対して「女の子らしいっていうのはこういう〜」と思っていたんだよね。
勝手な「らしい」のイメージをアオイも持ってるじゃん?なんでた?と思っていた訳ですよ。


終盤でナツとアオイの性別が確定するんだけどここでこの違和感は解消されました。
思い込みってこういう事ね、と思いましたとも。

能力を使う度にナツは他人の顔が見えにくくなり、アオイは視力そのものが悪くなるという弊害がありました。
これ使った自分に返ってくるのではなく相手に代償背負わせてるってのがポイントでしたね。
ナツの他人の顔が見えないは「自分が誰かに見られたくない」とアオイの「感情が見えればいいなら顔見えなくてもいいよね?」に繋がっている気もした。
アオイの視力低下も同じ「感情が見えれば他は見えなくてもいいよね」とナツの「自分が見えなくなれば他人の視線なんて気にならないよ」の複合。

最初は2人とも望んで手に入れた力だけど代償支払ってまで欲しいわけじゃないからって力を捨てると決めるのは良かったと思う。
自分が変わる事で環境を良くしていこうと思えるようになって良かった。

一番頑張ったのはナツの姉じゃないでしょうか?引きこもり期間は確かにあったけど再スタートするんだって決めて大学に入り直す為に両親説得とか。
盗作疑惑で潰れたかと思いきやまだ筆は折らないみたいだったし。



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BW



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