タイトル(な行)
2025年09月21日
【夏空と永遠の先で、君と恋の続きを】

伯父の旅館を手伝う僕は、今日も藤壺ひまり御一行様をお迎えに行く。――今日も?
ひまりの髪飾りだけが「昨日」と違ったから気づけた。僕とひまりが、同じ一日を繰り返していることに。
永遠に続く離島の夏。
僕をからかっては困らせるひまりに、いつしか僕は恋をした。僕らが想いを確かめ合った時、ひまりは悲しそうに告げた。
「君はやがてループを抜けて、その記憶を失うの」
いつか終わる二人の恋。その結末に、抑えきれない感動の涙があふれだす―
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2025年04月14日
【汝、わが騎士として 3】

皇女の人生を悲劇に変えた。
皇女の母を消し去った。
青年の「姉」を葬り去った。
世界を争いの炎で燃やした。
――そのすべては、バルガ帝国の皇帝が描いた物語だった。
その物語を終わらせるため、ツシマとルプスは再びバルガの地に踏み込む。
皇帝を倒すためには、その騎士にして六帝剣最強と名高いアマノミカミを避けては通れないと知りながら。
第一皇子カウサやその騎士フィーネ、ツシマの旧友アイマンまでもが己の信念を貫くためだけに、立場を捨てて戦いに身を投じていく。
そして明かされる、ルプス逃亡劇の真相と皇帝の野望。ふたりの復讐の刃は皇帝を斬り捨てることを躊躇わない。
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2025年04月12日
【成り代わり令嬢のループライン】

派遣社員だった八瀬咲良は、ある日友人の真砂からお願いを受ける。
「異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めて欲しい」と。
『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして新たな人生をスタートさせた咲良を待ち受けるのは、”妖精契約”の失敗により世界が破滅する未来――
一度は失敗し、気づけば二年前に死に戻ったローズィアは、何度もループする悲劇の歴史を打破するため、もっとも信頼する人物に助けを求めた。
ユール・ラキス――ローズィアの幼馴染であり、身分を偽る隣国の王子とともに、咲良はもう一度人生をやり直す。
願わくは、死んでしまう運命のこの人も救えるように。
大切な人を救うためには手段を選ばない成り代わり令嬢と、彼女に振り回される不遇な青年の知られざる駆け引きと戦いが幕を開ける。
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2025年03月29日
【願わくば海の底で】

東北地方沿岸部のとある高校。
そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。
校舎が荒らされた前夜に目撃された青い火の玉。
プールサイドで昼食を取っていたとき、話しかけてきた同級生を水中に突き飛ばしてしまった女子生徒の真意。
テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。
そして、高校卒業後大学に入学するまでの何者でもなかった2011年の"あの日"以来、私たちの前から姿を消してしまった彼自身──
これは大切なものほどなくしてしまう悪癖に悩まされ、それでも飄々と振る舞う青年が歩んだ、高校生活3年間の軌跡を辿りなおす物語。
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2025年01月31日
【2分の1フレンズ 2】(完)

“ぼっち”だったわたし、桃瀬真魚。キラキラ男子の
皇くんにコミュ力アップを手伝ってもらう代わりに
〈ウソのカレカノ〉を演じています!(泣)
ある日、わたしの推し・ダイヤさまが現実に現れた!?
大コーフンでダイヤさまを見つめるわたしに、なぜかものすごーくフキゲンになる皇くん。
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